冴えないオタクの育て方

あ、どうも。


めっちゃ久々にブログを書く気がします。


今回はかねてより仕込んでいた一発芸についての総まとめになります。


ツイッターとかで見た方もいらっしゃるかもしれませんが、僕の努力と奮闘の日々をここに記させていただきます。


今回はいろいろとあったので冗長な文になることが予想されますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。



きっかけは1件のツイートでした…。



https://twitter.com/diece_shou/status/1002081291917967360?s=21


こちらのツイートを見ていただきたい。



オタク(失礼)の変身動画です。


このあまりの豹変っぷりには我々一堂驚愕しました。


そしてことの発端はこのツイートをみたs子さんのいつものやつでした。



s子「大彦くん!これ見て!すごくない?!こんな人が同じ時代に産まれてきてくれたことに感謝しなきゃ!!!だからちょっとここ行って来て。」


なにがだからなのか全く理解できない。

もう一度小学生からやり直してほしい。


これは僕が文章を書くのが苦手…ということではなくマジでこんな感じでした。


s子「もしだよ!もし。万が一大彦くんがこれでSSR引けるとするじゃん!(多分あり得ないけど)そしたら彼女できるんだよ!」


オタク「でも、そんな彼女とか…」


s子「風俗嬢のプレイももしかしたらよくなるかもしれないよ!!」


オタク「んwいっちゃいますかw」



といういつもの感じで大彦くん脱オタク計画が始まりました。


このことを知った他のオタク達はオタクを脱することができるのか、できないのかで賭けはじめる始末。


当然オッズは

オタクのまま ×1.1倍

脱オタク ×250倍


みたいな感じ(数字は適当)


また変なことになったなぁと思いつつ面白そうなのでいいかなと思いやることにしました。



とはいっても今回のテーマは深い。



なぜなら誰もが一度は疑問に思うオタクと一般人の""違い""を肌で感じることができるからです。


もし容姿が変わっていつもの嬢のサービスが変わっちゃったら………泣いちゃうね。





ということでスタート。





まずはもちろんこのカリスマ美容師の予約を取らねばなりません。


あまりにもs子が

「なんで?!今すぐしなよ!分かってる?自分の立場?向こうは無数にいるオタクから選び放題なんだよ?そんな中切りたい!って思わせないといけないんだからね?」

と僕以上に熱くなっていたので予約の文章をお願いしてみました。


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釣りではないために補足まで入れる始末。

しかしちゃんと返事がきた。



しかし目敏いひとは気づいたかもしれませんが、実はこのやり取り11月の頭にしたものです。


ここからやり取りすること数回。

日程を合わせようとするもなかなか合わず、一回は向こうから連絡が途絶えてしまうこともありました。


それをs子さんに相談したところ…


「はぁ?!なに上から目線で語ってんだよ。分かってんの?これが最後の機会なんだよ?もっと下手にでろ。その人に髪切ってもらうまで髪切るの禁止な。もうちょい分をわきまえろよ」

と叱られました。理不尽すぎる…。



実はこれめっちゃマイルドに書いてて実はこれよりめっちゃ怒られました。

大人になってからこんな怒られたのは初めてのレベルで怒られた。

一緒に通話にいた別の人もなんでこんな怒ってんの?wって笑ってたレベルに怒られた…。




閑話休題



というわけで再チャレンジ。


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僕ならこんな気持ち悪いDMが来たら即お断りだがなんともいい人である。


そんなこんなで都合もいいしということで12/13に切ることが決まりました。







ではみなさんに質問なのですが、髪型を変えたらオタクではなくなるのか?



答えは  否。



僕たちにはもう一つ大きなハードルがあります。



そう、服です。



恥ずかしながら僕は生まれてこの方しまむらユニクロ、AOKI(スーツ)の服しか着たことがなく、自分で3000円以上の服を買ったことがありません。


パンツに至っては大創産業です。


アラサーにもなろうというおっさんがめっちゃ恥ずかしい人生暴露なわけですが、げんしけん(初代)を見て育った僕は気持ち悪いものこそオタクという信念があり、高坂のようなオシャレオタクは許すことができないのです。


気持ち悪いこそオタクのあはれなりけり。


と父に教育されてきた私にとってはチェックシャツをインしてこそ戦闘力が増すというもの。服に金をかけずにクリエイターに金を落とせ馬鹿者!!とイキっていたわけです。


しかしこの僕の主義主張も今回の企画の前では邪魔なものでしかありません。


面が整ってもチェックシャツをインしてバンダナ巻いてたら意味がないので服装も整える必要があります。


しかし20余年ファッションと無縁の生活をしていたのにいきなりこれはハードルが高い。


ということで師匠のhm氏に全身コーディネートしてもらうことに。



hm「最低でも3万。10万あれば十分いけると思うよ」




マジ?




最低3万って大衆ソープで90分入れちゃいますよ。10万もあったら最高級ソープにだって行けてしまいます。






父「ネタを仕込むなら半端で済ますな」






分かったよパパ…。



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実はこれだけでなくこの後さらに追加で服を買い、靴からパンツまで全てコーディネートしてもらいました。


打ち上げの焼肉と朝までガールズバーまで飲んだお金を考えると一体いくら使ってしまったのでしょうね………






と、長くなりましたがここまでは準備編。




冴えないオタクの育て方♭始まります。



美容室の予約を13日にしたのは他ならぬ大人気王道スマホRPG グランブルーファンタジーのイベントグラブルフェス2019があったからです。



全国からオタクが集まるこのイベントで初お披露目という計画ですね。



そんなこんなで13日…の前日


めちゃくちゃ緊張して寝れない。


こんなに緊張したのはいつぶりでしょう。


しかし時は止まることなく予約の時間を迎えてしまいます。


渋谷で30分ほど迷いながらも無事店に到着。


そこにはTwitterでみたカリスマ美容師。


美「本日はどうしますか?」


オタク「ツツツツ、Twitter見てますっ!」


緊張しすぎて会話にならない。


オタク「Twitterの人みたいにバチこりかっこよくして欲しいです!」


美「分かりました。今回は女の子にモテるようにしたちゃいましょう。あんまりこの言葉は好きじゃないんですけどパリピっぽくしますよ。」


あまりにも心強い。

こういう解答をオタクは求めていたわけでよくオタクのことを分かってらっしゃる。



全てをカリスマ美容師に委ねてパリピの未来に想いを馳せる僕。

そんでBLEACH?(俺が浦原喜助だからか?)

が終わった時、不穏な空気が…


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これを見たTLでも、完全に失敗オーラが流れていました。

大彦は脱オタクに失敗したと。

変わることは出来なかったといった雰囲気が流れました。


でも僕は知らなかったのですが、このブリーチという作業、髪色を一度脱色して次の色を入れやすくする作業でこの髪色になるわけではないんですね。



はえ〜〜すっごい(無知)



カリスマ美容師の手によりオタクの要素がことごとく消されていきます。


余談なのですがこのカリスマ美容師、めちゃくちゃお客さんがきて僕が入ってる間に5〜6人お客さんが後から来たのですが、そのほとんどが僕より先に帰り、僕の施術は3時間を超えていました。

オタクを改造するのって大変なんやなぁと他人事のように思ってました。




3時間を超える大手術を終え、いよいよNEW大彦となった僕なのですが、大変失礼なのですが、その姿を僕が見た時の感想は




""大学デビューしようとして失敗したオタク""


でした。


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なのでこんなツイートをしてしまったんですね。



途端にTLでは

【悲報】大彦脱オタク失敗

の流れ。


中には高須クリニックの整形プランを送ってこようとする輩も…


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こんな感じの感想も…。



カリスマ美容師の腕を僕のオタク力が超えてしまったか……と一抹の寂しさとオタクとしての誇りらしさを感じたのでした…。





完。





ではなく。

この時はほんっっっっっっっっっっとに乗り気じゃなかったのですが、事前に予約していたソープが待っていた訳です。


当初の目的としては脱オタクして嬢のサービスの差を考察するという学会を震撼させる大論文になる予定だったのですが、まぁ普通に楽しもう…と士気を下げながら吉原へ向かうのでした。




冴えないオタクの育て方 fine





何故か人気の風俗レポートのコーナー。


今回は僕が普段からよく利用してるお店にしました。


ちなみに120分50000円。


価格は中級と高級の間くらいなのですが、そんなリーズナブルな価格帯で高級店並みのサービスをしてくれる店で月1くらいで通わせて頂いてます。


嬢は1年ほど前に1回入ったことのある嬢にしました。


入れ替わりの激しいこの業界で1年同じ店で客を取り続けていけているのはまさに良嬢の証。


この嬢にした理由は良嬢かつ、僕が1度〜数回だけ入ったことがある嬢。という点です。


一度オタクの時に入っているからこそ比較できるということですね。


初めてというわけでもないので普段は感じないのですが、今回は流石に緊張してました。


嬢がどんな反応をするのか、普段とは違うのか?主にそうだったらどうしよう、普段のオタクの時に手を抜かれていたら僕は何を信じて生きていたらいいんだ…といったような緊張ですね。


さて、嬢とご対面し部屋に通されます。


嬢「えぇ〜〜!オシャレ!この服どこで買ったんですか〜?」


??????


今まで風俗で服を褒められたことなんか一度もない。一度もないのだが…


導入から普段とは違い戸惑いを隠せない僕。


さらに


嬢「お兄さん、彼女さんとかこういうとこ来るのになんも言われないんですか〜?」



言われるわけがない。だっていないんだもの。


という旨を伝えると


嬢「えぇ!?彼女いないんですか?しかもずっと?!絶対嘘だ〜」


凄まじいリップサービス


こうなると僕も気持ちよくて有る事無い事適当に設定盛って喋っちゃいますよね。


ついには


嬢「じゃあ私が彼女に立候補しちゃおっかな〜」








もう好き。







オタク「え?てかLINEやってる?(笑)」


と風俗嬢のLINEを入手。



オタクだった時との一番の違いはめっちゃ風俗嬢が持ち上げてくる。

リップサービスがすごい。



つまり今までの僕は嬢のリップサービスを持ってしても褒めるところがなかったということn……


これ以上はやめましょう。


そんな会話を繰り広げつついよいよプレイ開始。



以前、少しだけ書いたのですが、僕は風俗に行く時は基本一発抜いてからそれでも行きたい時は行くことにしています。



それは自分が風俗に行きたいのか、ただ射精したいだけなのか分からないからです。


大抵はオナニーすれば満足するのですがそれでもダメな時は風俗に行ってます。


しかし今回は事前にしっかり練りこんで予約していたため4〜5日前から""オナ禁""していたわけです。


もはやオチが見えた方もいるのではないでしょうか。



挿入1分後…

オタク「ァ…ァ…」


嬢「えwwwもう?wwww」



心が深く傷つきました。



しかし本来2回のところを3回戦までしっかりと楽しませていただきました。

心なしか嬢もノリノリだった気もします。



オタクだった時とプレイの内容はさほど変わらなかったのですが、やはり会話の内容や嬢の反応は全然違うものでした。


普段からパリピはこうやって褒められるため自己肯定感が高まりさらに陽キャに。

オタクは褒められることがないため自己肯定感が下がりさらに隠キャになるんだな…と。



最後に嬢にネタバラシとして

「1年くらい前に◯◯って名前で入ったんだけど覚えてる?」


と聞いたら

「ごめんw覚えてないww」

とのことでした。


…まぁモブ隠キャのことなんか覚えてないですよね。



そんなこんなで風俗に関しては特にドラマがあるわけでもなく、みなさんのご期待には添えない形で終わったのですが、僕の中ではとある変化が生まれました。





実は俺、カッコいいのでは??





風俗嬢にだってここまで容姿を褒められたことはありません。


ここまで褒められちゃうと自分が実はカッコいいのでは?と勘違いしてしまうのも無理からぬこと。



この後報告会も兼ねた焼肉があったため新宿へ移動。


オタクの皆さんと邂逅したわけです。



それではお待ちかねの大彦さんの画像を見てみましょう。


before


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after


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(襟が変なのは許して)


とこんな感じで変身を遂げたわけです。

これを見た周りの反応は…


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さらにはFF外からも


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あらゆるところからお褒めの言葉をいただきエゴサするのが気持ちよすぎましたね。


そして賭けの結果も

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審査委員長からのお墨付きを頂きました。



いや〜イケメンすぎる自分が憎い。



しかし自分で髪のセットすらできない僕は当然この日の髪型を自分で再現することはできません。


シャワーを浴びてしまえばそれまで。


魔法は解けてただの髪色の違うオタクになってしまいます。


一晩だけの魔法。



まさに現代のシンデレラですね。


一晩だけの称賛を方々から浴びで気持ちよくなったのも陽炎のごとく儚いものでした。




翌日。

別の友人と会うことになったため見せびらかしたくて3000円払って魔法をかけ直して貰ったのは内緒です。


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鳥の巣って馬鹿にされました…。





最後に。

今回はいつもとは変わってそんな面白い感じではなく報告文のような感じになりました。


友人にも言われましたが、オタクと言えば大彦。オタクの代表。オタクという概念を具現化した存在とまで言われていた僕がどのようにして変わったのか、他の脱オタクを目指す方の参考になればいいなと思います。


参考も何も大月渉さんを信じれば大丈夫。

大月渉を信じろ。


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感想の大半も僕より大月さんを褒めるものばかりでした。


尚、見た目は変わっても喋り方や話す内容がオタクすぎて友人から頼むから口を開かないでくれと言われたのはお約束です。


今回は仕込み期間も含めて結構時間も金もかかってしまったのでこれ以上のことは早々にやらないと思いますが、また何か面白いことがあったらやってみようと思います。


実は纏められなかった話とかもあったりするんですが、僕の文才的にも限界なのでまたの機会に。



special thanks

企画・立案: s子

スタイリスト: hm

審査委員長: は

神  :大月渉

集まってくれたオタク達


ありがとうございました。