君死にたまふこと勿れ

皆さん、お久しぶりです。

 

私のいない間にオタクの童貞卒業ブログのようなものがたくさん流れてくるようになりました。

 

読んでみると、みなさんそれぞれにエピソードがあり、童貞卒業の仕方も十人十色。大変楽しく読ませていただいております。

 

しかし、大半の方は卒業したことだけを書き連ねて、その後は音沙汰なし。

これじゃあんまりじゃあありませんか。

 

起承転結の"起"だけを見せて、物語を完結させない。

それでは読者が可哀想です。

 

そうは言いながらも私も長年放置していた次第。

人様にどうこう言える立場ではございませんが、本日、ついに私の風俗ブログは「完結」します。

 

長きに渡るご愛顧感謝いたします。

ついに完結編を出す日がくるなど、思いもしませんでした。

皆様への感謝は改めて末文へ記すとして本編に参りましょう。

 

 

 

と、その前に。

時は遡り2019年初頭。

私はとある病に悩まされていました。

 

決して性病ではごさいません。

 

その病とは……

 

インポテンツ

勃起不全、勃起障害とも言われる病気です。

 

原因は大半が精神的なものであるとされています。

若いヤリたい盛りの男性が、己のイチモツを奮い立たせることができない。

この苦悩、おそらくなったことがある人にしかわからないでしょう。

 

私がこの病になった原因は、このブログの読者さんならもうお気づきでしょう。

 

2019年初頭に精神的にショックを受け、勃たなくなってしまったのです。

 

 

このインポテンツ。

実は治療法がありまして、おそらく本当は手術等もあるのでしょうが、私が受けたのはED治療薬と言われるものが処方され、あとは心理的なカウンセリングを受けることができました。

 

本題ではないので省略しますが、治療の甲斐あって無事にインポを私は克服したのでした。

 

時は戻り現在。

私は冬の賞与を握りしめ、いつものように風俗へ行くことに決めました。

 

行く理由に特にドラマティックな展開はありません。

思い立ったが吉日。そういうことです。

 

今回ははじめて行くことになる高級風俗店。

100分で6万円。

 

しかしここで何をとち狂ったのか私はここでボーイさんに

「これMAXどれだけ入れますか?」

と言ってしまうのです。

 

戻れることならこの時の自分を殴って止めたい。

そんな思いもありますが、過去は変えることができません。

 

結果次のお客さんまでさらに100分の枠があり

100分枠×2で入るという暴挙に出てしまうのでした。

 

この時の私は懐の暖かさと謎の自信に満ち溢れていました。

 

 

 

鋭い方ならお気づきでしょうが、私はこれから地獄を味わうことになります。

 

 

嬢対面。

パネマジなし。マジで可愛い。

スタイル ありえん良い。

 

おそらく私の風俗人生でも1.2位を争うレベルの嬢でした。

ハーフの子でマジでかわいい。

本当に。

スタイルもHカップなのにウエストはめちゃくちゃ細い。

胸も垂れておらずまさに奇跡の産物。

 

「俺のミューズはここにいたぜ…」と心の中で呟きながらプレイルームへ。

 

挨拶もそこそこにプレイ開始。

こんな良嬢待てるわけがありません。

 

 

異変にはすぐ気づきました。

勃たない。

 

そう。勃たない。

 

インポテンツの再発です。

 

 

これは経験者の方ならわかると思うのですが、勃たないときってもう自分で分かるんですよ。

なにをやっても勃たないってことが。

イキたさはあるんですけど、固くならないんです。

ちょっと固くなって挿入までいけてもすぐ中折れします。

 

 

 

ヤバい。

 

 

私はそう確信しました。

しかも、この嬢。

フェラバリ上手い。

おそらくそこらの童貞なら10秒KOでしょう。

そんなテクを持ってしても半勃起まで。

しかもすぐ萎えるマイブラザー。

 

私はすぐに対策に頭を巡らせました。

 

プレイは始まった直後。

嬢もまだ異常事態には気づいていません。

 

今までの経験を総動員して、やはりここは先にシャワーを浴びようと言ってシャワーに連れ出すことにします。

なるべく会話を弾ませて、プレイに入るまでの時間を稼ぐ俺。

この状況では時間経過で勃起できるようになる神頼みしかできません。

 

それにしても会話で時間稼ぎってよく嬢がすることなんですけど、まさか私が実践する日が来るとは…。

コミュ障なりに一生懸命に話題を提供しました。

 

 

そんなこんなでシャワーがおわり、時間はなんとのこり170分。

約3時間です。

70分ならなんとかなったかもしれませんが、170分は無理。

ここで私は諦めて嬢に打ち明けることにしました。

 

 

「今日もしかしたら勃ちづらいかも…」

 

 

ちっぽけなプライドが邪魔をしてインポとは言えません。

 

嬢「そうなの?一緒に頑張ってみよ?」

眩しい笑顔。性格まで良いとか全てを兼ね備えた美少女。

 

あとはこの神嬢に全てを委ねるしかありません。

チンポが勃たない、そんな幻想をぶっ壊す!!!

 

 

…ことはできず、永遠に反応しないマイブラザー。

この嬢マジでフェラ上手いんですけど、自分のテクニックにプライドがあるみたいで、しゃぶったチンポを離さない。

 

僕が勃たないのは嬢のテクのせいではないのですが、よっぽど悔しいのか離しません。

 

顎関節症にならないように気をつけろよ…と嬢を心の中で気遣う俺。(通常時でかいアピ)

 

しゃぶり始めて30分ほど経ったでしょうか…

 

 

……………

……………

 

 

「なんか、ごめん」

「ううん。大彦くんはなにも悪くないじゃん。私の方こそごめんね?」

「いや、ほんとに、ごめん」

「も〜〜〜あやまらないの!」

 

…………………

…………………

 

 

みたいな会話が繰り広げられるわけですが、会話の前後の無言のこの時間

 

 

本当に居心地が悪い。

 

結局この後マットを1時間くらいして

その後まだ諦めきれない嬢に時間ギリギリまで責められましたが、私の兄弟は勃ち直りませんでした…。

 

その間幾度となく、ごめんの下りが繰り返されるわけです。

マジで地獄。

 

 

 

終わった後、吸われすぎて亀頭の根本から血が出てました。

 

ここらでタイトルを回収しておきましょう。

 

ああ、弟よ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ。
末に生れし君なれば
親のなさけは勝りしも、
親は刄をにぎらせて
人を殺せと教へしや、
人を殺して死ねよとて
廿四までを育てしや。

 

これは君死にたまふこと勿れの一節ですが、私と私のブラザーの関係、私からのブラザーへの思いに見事マッチしているように思いました。

意味がわからない人はググってください。

 

 

 

私は丁寧に嬢に謝罪した後、思いました。

 

今日の嬢でイケなかったのであれば、それはもう男として"終わり"であると。

 

 

皆さん。射精を当たり前のものだと思っていませんか?

 

イーロンマスクだって、孫正義だって、ホームレスでも、ニートでも。男は平等に射精します。

 

なんの生産性のない毎日。

オナニーをして寝る日々。

 

その生産性のない射精こそ、かけがえのないものなんだと、齢30にして、12万払って学ぶことができました。

 

幸平創真風に言うと

「失敗したという経験は得た」と言ったところでしょうか。

 

 

 

 

この経験を元に、不能野郎はここで筆を置き、今後一切の風俗活動を行わないことを決意しました。

 

 

 

久しぶりのブログで書きたいことも多く、うまくまとめられず、締めの文章としてはレベルの低いものになりましたが、下半身が不能なので文が多少おかしくても許してください。

 

いままでこんな拙文を読んでくださった皆様。

本当にありがとうございます。

 

重ねて申し上げますが、本日の嬢は神嬢さんだったので知りたい方がいらっしゃいましたら個別DMでお教えいたします。

 

その他吉原、金津園等私の経験した中で最高の嬢であったり、外さない嬢の選び方など、知りたい方がいらっしゃいましたらDMでお教えいたします。12万円で。

 

それではもう二度とブログを書くことも浮上することもないかと思いますが、これまでありがとうございました。

 

また会う日まで。